電子カルテ導入の心構えとは

導入時はチームで検討

電子カルテは医療現場での業務を円滑に運ぶためのシステムです。電子カルテは病院と患者双方にとってメリットがたくさんあります。患者の満足度を高められる電子カルテは病院経営にも貢献します。
この記事では電子カルテを導入するときのポイントをお伝えします。

電子カルテを導入する際のポイントのひとつは、電子カルテの導入はチームで取り組むことです。イニシャルコストの高い機器を導入する際、経営陣が独断で決めることも少なくないですが、実際に活用するのは現場で働くスタッフです。そのためスタッフの意見を積極的にとりいれることは有効です。患者の治療には多くの部門が連携します。電子カルテも各部門の代表者を選定してじっくりと検討しましょう。

チームのメンバーを選定したら、業務の洗い出しを行います。課題を見つけ優先順位を決めましょう。そうすることで必要なシステムのイメージがわかります。

電子カルテがどのようなものかを知ることは大切です。多くのメーカーはデモンストレーションのサービスを行っています。システムの機能に着目することも良いですが、実際に導入した医療機関にも注意しましょう。自分たちと同じ規模や同じ診療科目の病院の導入事例は参考になるものです。

現在、日本では電子カルテを標準化するように厚生労働省が推進しているものの、電子カルテには「標準」というものがありません。さまざまなメーカーが独自のシステムを構築し普及に励んでいます。そのため、別の病院に行ったら違うシステムで使い勝手がわからなくなることもあるでしょう。
電子カルテを導入する際は、国内や地域でシェア率の高いものを選ぶのも良いでしょう。いまだ標準化されていない電子カルテもひとつのスタイルのシェアが増えることで、標準になる将来がくる可能性もあります。

しかし、電子カルテは大切な患者のデータを管理するシステムです。そのためには安定していることが条件ともいえます。機種を選択するときはシステムの安定性も考慮しましょう。